「賃貸だと、どうせ大したことできない」
そんなふうに、空間づくりを諦めていませんか?
実はそれ、思い込みです。
壁をいじれなくても、床を変えられなくても、
家具選びひとつで、部屋の空気はがらっと変わります。
今回は、不動産のプロ視点とインテリアのトレンドを掛け合わせた、
賃貸でも実現できる家具を使った空間演出テクを紹介します。
1. 低めの家具で、空間を広く見せる
賃貸で圧迫感を感じる原因のひとつは、視線を遮る“背の高い家具”が多すぎること。
そこでおすすめなのが、高さの低い家具。
ローテーブルやローソファ、座面の低いチェアは視界を遮らず、部屋にゆとりを与えてくれます。
特にドイツや北欧の中古家具には、「低さと美しさ」を両立した名作が多いのもポイントです。
2. 一点豪華で空間にリズムをつくる
全部をおしゃれにするのは難しくても、1点だけでも「本物」を置くだけで空間は締まります。
たとえば、照明。1万円台のペンダントライトでも、選び方次第で部屋の印象はぐっと変わります。
また、ヴィンテージのチェアやサイドテーブルもおすすめ。
その椅子にだけスポットライトを当てれば、ホテルライクな雰囲気すら演出できます。
中古家具なら「一点豪華」も現実的な価格で叶えられます。
3. 間仕切り家具で部屋を整える
賃貸では、いかに生活感を抑えるかがポイント。
ワンルームなどの限られた空間でも、家具でゆるく仕切ることで、部屋が整って見えます。
おすすめアイテム:
- 背の低いオープンシェルフ(圧迫感を抑えつつ仕切れる)
- ラダーラック(立てかけ収納で視線をカット)
- ローキャビネット(TV台兼仕切りにも)
いずれも退去時の原状回復の心配がなく、賃貸暮らしにぴったりです。
4. 素材で“チープ見え”を回避する
賃貸物件はどうしても、安っぽく見えやすい傾向があります。
そこで意識したいのが、家具の「素材感」。
- 天然木(突板でもOK)
- スチールや真鍮などの金属素材
- レザーやウールなどの上質ファブリック
こうした素材を1つでも取り入れるだけで、部屋全体の印象が引き締まり、高級感が生まれます。
特に中古市場では、無垢材や経年変化のある家具を手頃に見つけられるのが魅力です。
5. 動かせる家具で、変化を楽しむ
引越しの多い賃貸暮らしでは、配置を変えやすい家具が便利です。
- キャスター付きのワゴンやチェスト
- 折りたたみできるテーブル・チェア
- スタッキング可能な収納ボックス
部屋の使い方に応じて家具を動かすことで、模様替えや気分転換がしやすくなります。
飽きずに暮らしを楽しみたい人にぴったりです。
まとめ|賃貸でも、“家具”で暮らしは整う
| ポイント | 空間演出テクニック |
|---|---|
| ① | 低めの家具で空間にゆとりをつくる |
| ② | 一点豪華で視線を惹きつける |
| ③ | 間仕切り家具で生活感をコントロール |
| ④ | 素材の質感で“チープ見え”回避 |
| ⑤ | 動かせる家具で模様替えを楽しむ |
「賃貸だから」と空間づくりをあきらめる必要はありません。
家具の選び方次第で、部屋の印象も暮らしの質も変えられます。
当店では、空間にフィットするヴィンテージ家具・ヨーロッパ中古家具を多数取り揃えています。
「部屋を整えたい」「暮らしを変えたい」と思ったら、まずは家具から始めてみませんか?